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業界レポート
欧州における金属3Dプリンター業界の現状と将来展望

3Dプリンターは、2011年にドイツ連邦政府が公表したインダストリー4.0構想でキーテクノロジーの一つとして取り上げられ、世界的にも注目を集めています。昨今、樹脂材料を用いた3Dプリンターは家電量販店でも目にすることがあり、身近に感じられている方も多いかと思いますが、金属材料を用いた3Dプリンターは主に工業用途で使用され、あまり馴染みがないのではと推測します。現在は金属3Dプリンター技術が一般的には普及していないことから、製造される部品・製品が需要数の少ない試作・小中量産品に留まっている状況ですが、実用・量産品の製造での活用に移行すべく、各社が着々と取り組みを進めております。本稿にて、金属3Dプリンター業界が如何に成長軌道に乗ろうとしているのか、その先端を行く欧州市場での具体的事例を用いてご説明することで、本業界についてご理解を頂く一助になれば幸いです。

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